Introduction
PukiWiki入門講座(プロローグ) †
ああ、暇だわ。なんか面白いこと無いかしら?
おやおや、お得意のサイトの更新はどうしたの?誰も作ったことの無いようなすごいサイトにするんじゃなかったの?とても楽しみにしていたのに。(本当はとんでもないもの作るんじゃないかと戦々恐々としていたのだけど、あきらめたか?良かった良かった)
もうやんなっちゃった。なんだか小難しいHTMLがどうのこうのって・・・・なかなかおもったようなサイトはできないし。
あんなにはりきっていたのにね。じゃあ最近流行りのプログでもやってみたら?
あれもちょっとね。はっきり言ってただの日記じゃない。いろいろと面白い仕組みがあるのはしっているけど、わたしがやりたいこととはちょっと違うの。もっとクリエィティブなものがやりたいのだけど、小難しい技術的なことを覚えるのもやだし。
(そのクリエィティブってとこがなんか怖い) 形式に縛られずに自由に作りたいけれど、技術的なことを覚えるのはいやだってことかい?随分贅沢な話だね。
やっぱり無理かしらね?
(努力と言う言葉を知らないのか?君は?)いや、まったくできないことでもないんだよ。Pukiwiki(プキウキ)って知っている?
なにそれ?変な名前ね。
ごく簡単に言うとプログの自由度をずっと高くしたものと考えるといいかな?
なんか面白そうね?
面白いよ。やっている本人がいうのだから間違いない。
ふーん、なんかピンとこないわ。
今までの説明だけでピンと来たらすごいよ(笑) 一般的なやり方だったら、ウェブ開発ツール(ドリームウィーバーやホームページビルダーなど)で作ったコンテンツをアップロードするというやり方だったでしょう?
そうね、ウェブ開発ツールを使わないでエディッタを使うほうがいいという人もいるわ。
そうだね。実際やってみるとどんなに良いウェブ開発ツールでも痒いところに手が届かないところがあるよね。
私のサイトを見ている人から、サイトが崩れて見えるってメールが来て・・・・
良くあることだよ。全部の人が最新のインターネットエクスプローラを使っているのなら、たぶんなにも問題が無いのだろうけど、ネットスケープもいれば、ファイア・フォックスもいる。それぞれ古いバージョンを使っている人もいる。同じインターネットエクスプローラでも、マック版は見え方が違ったりする。
どうしたらいいものかしら?
そんな細かい修正を考えるとウェブ開発ツールでは無理になってくる。だったら最初からエディタで作ったほうがいいというのがエディッタ派の言い分だよね。
でも、そんなこと言っていたらサイトは一部の技術者しか書けない物になってしまう。やっとインターネットが大衆化したのに逆戻りしてもしょうがない。
なかには最新のインターネットエクスプローラ以外対応しないと宣言しているサイトもある。でもそれもどうかと・・・・みんながみんな最新のPC持っているわけでもないし、会社などだと同じPCを5年くらい使うのは珍しい話ではないよね。そんな古いマシンに最新のソフトではまともに動かなかったりする。
そんなわけで最近ちょっとブルーなの。サイトを製作する意欲がわかないわ。
そんなあなたにぴったりなのがこの商品。お値打ち価格で今ならキャンペーン価格で・・・・・ ・・・・違った。フリーソフトだから無料だ。
ただより高いものは無いってことは無いの?
最近のフリーソフトは製品よりはるかに優れたものが多いよ。親切なマニュアルがついてないので初心者には壁が高いことも多いけど、このPukiwikiはそうでもないよ。
フーン、いままでと具体的にどう違うの?
なんといってもサイトを操作するとその場でサイトの修正ができる。面倒なアップデートも必要ないし、結果はすぐに表示されるので確認の手間がいらない。
それは簡単そうね。でもブラウザによって崩れるのは同じじゃないの?
その問題は多少は残るよ。でもPukiwikiはデザインはスキンと呼ばれる部分で独立しているからそっちを修正すればいいだけ。
キャー、スキンだなんていやらしい!
それとは全然違うんですけど・・・・・
・・・・まあ、いいです。つまりデザイン部分が独立しているからあっちこっちいじる必要が無い。いろいろな人が作ったスキンがあるからそれを入れ変える事で対処もできる。
ということは、スキンにデザイン全体が固定されるということ?
なかなか鋭いツッコミですね。まあその通りです。この辺は趣味の問題もあるけど、各ページのデザインが統一されているほうが使いやすいし、実際大きなサイトを作るときはある程度統一しないと使いづらいし作りにくいよ。
デザインはスキンにまかせて、コンテンツの内容にだけ集中するほうがいいサイトができるよ。デザイン命のサイトは別にして普通は中身のほうが大事だから。デザイン最高、中身最低なんてサイトにもう一度行こうと思う?
そうね。それに趣味の悪いデザインはいやだけど、ページごとにデザインを考えるなんてぞっとするわ。
いろいろなスキンもあるし、センスがいいなと思うものもあるよ。実用本位のものが割と多いけど。気に入ったものが無ければ自分で作ることも可能だ。割と自分の要望に近いものを修正すればそれほど難しくない。といってもプログラムの一部だから技術者レベルにはなってしまうけど。
Pukiwikiはデザインは一度決めてしまえば後は迷うことが無い。だからかなり大きなサイトでも割と短時間でできる。しかも・・・・
しかも?
複数の人がサイトにアクセスしてそれぞれがコンテンツを書くことができる。
へえーーつまりいろんな人が協力してひとつのサイトを作ることが可能だってこと?
うん、まったくお互いに名前を知らないような人達がひとつのサイトを作ることも可能だよ。例えば正確にはPukiwikiとは違うけど、同じwikiwiki技術を使ったものにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』がある。これは不特定多数の人がひとつの百科事典をつくるという壮大な計画の元に進められているもの。
なんか見たことがあるわ。グーグルで検索していると結構出てくるわよね。
現在、ウィキペディア日本語版には約145,275本の記事があるそうだから、昔の紙でできた分厚い百科事典より内容は豊富だと思うよ。
不特定多数ってことは専門的な技術がいらないということ?
コンテンツを作るのは別に専門家である必要は無いよ。もちろん、HTMLを覚える必要も無い。 覚えればいいのはいくつかの約束事だけ。わかってしまえばワープロよりやさしい。Pukiwikiの設定自体は難しくは無いけど、技術的な部分は多少あるのでこれは専門家にまかせたほうがいいかもしれない。でも一度設定してしまえば後は出番は無いです。無料でサーバーごと貸してくれるところもあるから、最初はそっちを利用したほうがいいかもしれない。
なんか話だけ聞いていると夢みたいな話ね。
現実にそういうものがあるんだよ。しかも無料で・・・・
ねぇねぇ、それを教えてよ。 もちろん、教えてくれるわよね!
(しまった!また調子に乗って余計なことをペラペラと・・・・)じゃあ、じゃあ、次回ということで・・・・
感想をどうぞ。つまらないでも、馬鹿なことやめろでもなんでもかまいません。
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